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地理という科目で問われるのは、細かい地名や地理用語ではなく「基礎的知識に裏づけされた地理的思考力」です。自然環境(気候・地形)や産業(貿易)・文化・国家・地球的課題の5大テーマは頻出です。地域的には、東アジア・東南アジア・極東ロシアに留意しましょう。また、地図や写真・統計を用いた問題が大半です。地図や統計は覚えるものではなく、そこから様々な情報を読み取るものです。Where(どこに)&What(何が)だけでなくWhy(なぜ)が大切です。例えば、世界の気候の地図を見て、ヨーロッパはなぜ高緯度でも温帯なのか、とか乾燥帯はなぜ回帰線付近にあるのかを考えたり、写真に写っている建物からその地域の気候を想像してみたりしましょう。統計に関しても国別の生産順位を機械的に覚えるのではなく、農産物の生産順位の統計を見たら上位の国々の特徴や共通点を考察してみる等々、観察力や推理・洞察力を駆使しましょう。当然ですが、地理は場所が出発点です。都市や地域についての地名が問われることはありませんが、地図上の位置を知っておくことは必要です。世界地図が頭に入っていなければなりません。そのためには地図帳を用いた学習が不可欠です。ある程度基礎知識が身についたら、問題演習をしてください。模試を受けたり過去問題を解くのが有効です。問題を解いていくにつれて次第に思考力が身についてきます。地理Aと地理Bは問題としてはあまり違いはありませんので、両方の問題をやっておくと役に立ちます。最後に、教科書に書かれていることがそのまま出題されるわけではありません。現代の日本と世界の社会・文化の諸問題についての理解が求められています。そのためには、新聞や雑誌の特集記事やTVのドキュメンタリー番組なども有効です。
※平成18年度 高認合格ガイド(旺文社刊)より一部抜粋