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平成18年度第1回高卒認定試験 日本史B 大問4

【江戸時代の政治・経済】

〔 問1 〕
空欄Aは蔵物である。大名は名藩の年貢米などを大坂などの蔵屋敷に送り、そこで換金した。納屋物とは民間商人が扱う商品の総称。空欄Bは大坂 〜 江戸を結ぶ南海路である。この航路には菱垣廻船や樽廻船が就航した。東廻り航路(海運)は出羽酒田などの日本海沿岸の港から津軽海峡をまわって、本州沿いを南下し江戸に至る航路である。よって正解は2

〔 問2 〕
株仲間とは江戸時代の商人・手工業者による特権的な組織で、幕府が流通統制を行う目的で公認した。株仲間は公認されるかわりに営業税を納めた。老中田沼意次はこの株仲間を積極的に公認したが、天保の改革を行った水野忠邦は、株仲間が流通を阻害するとして1841年に解散を命じた。よってIIとIIIの文章が正しい。ちなみにIは古代の経済について。IVは中世の座について。よって正解は3

〔 問3 〕
空欄Cは評定所である。江戸幕府の最高訴訟裁決機関である。資料イの相対済し令(1719年)では、評定所で金銭貸借に関する訴訟を受け付けないとした。なお記録所とは後三条天皇の延久の荘園整理令(1069年)の際に置かれた機関で正式には記録荘園券契所という。後醍醐天皇の建武の新政で再興された。空欄Dは朱子学である。資料中の「正学」「異学」などから、これが寛政異学の禁(1790年)だと分かれば容易であろう。よって正解は4

〔 問4 〕
資料アは武家諸法度寛永令(1635年)である。3代将軍徳川家光のもとで発布され、参勤交代や500石積以上の大船建造が禁止された。武家諸法度は将軍の代替わりごとに発布された。2は大日本帝国憲法について。3は貞永式目(御成敗式目)について。4は古代の律令について。よって正解は1

〔 問5 〕
相対済し令は8代将軍徳川吉宗の享保の改革で発布された。この改革では、新田開発が奨励され、訴訟の増加に対応するため相対済し令や公事方御定書が定められるなどした。また目安箱を置いて、庶民の意見を聞き入れた。2の生類憐みの令は5代将軍徳川綱吉が発布したもので、享保の改革のものではない。よって正解は2

※平成19年度受験対策 高認試験問題集(旺文社刊)から抜粋

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